お位牌のこと、分かりやすく解説致します!

私たち職人が丁寧に解説致します!〇お位牌のルーツ

お位牌のルーツをたどると、鎌倉時代に中国から伝来されたといわれています。その後、幅広く庶民に広がり、江戸時代には各家庭のお仏壇に設置するようになりました。当時は、白木に戒名を記入していたようで、現在の漆等で塗装されたお位牌が普及したのは、もう少し年数が経ってからになります。今日でもお位牌を作る文化は日本全国に根付き、故人をしのび、合掌の対象物としてお仏壇の中に設置されます。

仏教のルーツ

〇お位牌は必要なものなの?

ご先祖様のお位牌があるから・・、家族が亡くなったらお位牌を作るべき・・、など身内の方やご親族の方からお位牌の必要性を教えてもらうことは少なくはないと思いますし、実際に、葬儀を終えた後にお位牌を作成される方が多くいらっしゃいます。古くより、お位牌には故人の想いが宿り、法要の後には戒名を読み上げ、供養のために供物をお供えされてきました。

今を生きる私たちが充実した日々を送るためにも、お位牌を製作し、故人に感謝の気持ちを伝え、気持ちよく合掌することが大切ですね。

※浄土真宗の門徒様はお位牌の代わりに「過去帳」を製作をおすすめします。

位牌と過去帳

〇お位牌はいつまでに作ればいいの?

一般的に葬儀から49日の間は「白木位牌」を使用します。白木のお位牌は基本的に49日まで使用され、その後は黒塗りや唐木材を使用した「本位牌」を設置します。いつまでも白木のお位牌を置いておくと、来客などがあった際に、忌明けが過ぎていないかと間違われることもあります。お位牌の製作時期についての詳細は以下の「お位牌を作る時期」ページをご覧ください。

お位牌の作成時期の詳細はこちらから

 

〇お位牌の種類について

お位牌の種類は、大きく分けて4タイプに分けられます。黒塗りに金色が映えた「塗り位牌」、黒檀や紫檀の木目がきれいな「唐木位牌」、現代のおしゃれなお仏壇、建築様式に合わせて製作された「家具調位牌」、お位牌に蒔絵細工を施した「蒔絵位牌」になります。詳しくは「お位牌の種類」専用ページにて記載していますが、どのお位牌を選ばれても数十年の耐久性はしっかりと保たれています。お位牌は、同じデザインでも使用されている金のランクや塗りの質によって金額が変動します。詳しくは「お位牌の種類」ページでご紹介させていただきます。

お位牌の種類についての詳細はこちらから

〇お位牌の選び方

それでは、お客様のご要望にそったお位牌を選ぶためにはどうすればよいのでしょうか?お位牌には様々なデザインやサイズがあり、何を基準に選べばいいのか、という問い合わせを多くいただきます。設置する場所やお仏壇の大きさ、ご先祖様のお位牌の大きさなどの判断材料をもとに「お位牌の選び方」ページにて詳しく記載させていただいております。ご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

お位牌の選び方についての詳細はこちらから

〇宗派とお位牌について

日本仏教には多くの宗派が存在します。よくお客様から宗派によってお位牌のデザインが変わりますか?と問い合わせをいただきますが、実際には宗派によってお位牌のカタチが変わることはほぼありません。(※1)宗派によって変わるのは、文字入れの仕様になります。詳しくは「宗派とお位牌」ページに記載していますのでどうぞご覧ください。

(※1)浄土真宗の門徒様は基本的に過去帳を作成します。お位牌を作られる方は「繰り出し位牌」をおすすめしています。

宗派とお位牌についての詳細はこちらから

 

〇お位牌の文字入れ(納入事例)

お位牌のことや選び方など、少しご理解いただけたところで、文字入れの方法や製作事例をご紹介させていただきます。お位牌の文字入れは基本的には「一人書き」もしくは「二人書き」で仕上げることが多いのですが、寺院用位牌では沢山のご先祖様を記入しますし、お位牌に家紋を入れて製作することもあります。これまでの製作事例を紹介しつつ、お位牌の文字入れについても詳しくご紹介させていただきますので「お位牌の文字入れ(納入事例)」ページもどうぞご参照ください。

お位牌の文字入れについて

 

〇当店より

手作り工房でむら」は位牌製作にかかわる職人のお店です。オリジナル位牌の製作やお位牌への文字入れ、修理修復等を行っております。また、寺院用のお位牌も幅広く取り扱いしております。近年は、お位牌の通信販売サイトはんなり仏壇」を運営、年間1,000本近くのお位牌を製作し、全国のお客様へ真心込めてお届けしております。

こちらのサイトでは、お位牌造りを手掛ける職人が、お位牌が必要となったお客様のために役立つ情報をなるべく丁寧にご紹介させていただいております。一生の間に、「お位牌を作る」ことは多くはありません。間違いのないお位牌選びの一助となればと考えておりますのでご参考にしていたければ幸いです。

 

 

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